2015,07,08, Wednesday
7月7日
もう日付は変わってしまったが、今夜の東京は幸い雨が降っていない。
でも織女と彦星を観測するにはちょっと厳しそうだ。 七夕のロマンスはここに書くまでもないだろう。 ちなみに双方の星の距離は15光年離れているそうで、1年に1度ランデブーすることはまずあり得ない。しかし夏の大三角形を担う二つの星の瞬きに、この“1年に1度”という限定されたロマンスにやはり「いいなぁ」とニヤけてしまう気持ちを覚える。 そして1901年の七夕、宇宙をテーマにした作品で、子どもから大人まで、日本中に夢を与えた人物が生まれた。 それは円谷英二さん。そう、ウルトラマンを世に送り出した人物だ。 1901年生まれの円谷氏が、ウルトラマンをM78星雲光の国から地球に呼び寄せたのは(笑)65才のとき。そして続くウルトラセブンを大ヒットさせるも、その1年半ほど後の1970年に亡くなった。 ちょっとマニアックな発想かもしれないが、それを思うとこの後に作られた「帰って来たウルトラマン」は、円谷スタッフが英二氏をウルトラマンとしてこの世に蘇らせたのではないか、と想像してしまったりもする。 初代ウルトラマンのエピソードの中に、七夕にちなんだものがある。 第15話「恐怖の宇宙線」という話で、少年が土管に落書きした怪獣に宇宙線があたり、それが実体化してしまう。とは言えイビキをかいて寝ているだけで大した悪さもせず、日が沈むと姿を消してしまうのだ。退治するためウルトラマンが登場するが、「ガヴァドンを倒さないで!」という子どもたちの願いを聞き、ウルトラマンはガヴァドンを宇宙へ運び、7/7の夜に星座となって現れるようにしたという話である。 “子は親の鏡”と言われるが、子どもは大人の姿を見て成長するものだろう。 ウルトラマンという存在は、円谷氏が考えた、ある種“理想の大人像”“カッコイイ大人像”の象徴だったのではないだろうか。 本日2015年7月7日、デビュー20周年を飾る4thアルバム「花はただ花であろうとするだけで」をリリースした。 作詞は全曲松井五郎さんにお願いしたが、10曲全てにおいてやはり43才の川久保秀一の姿が投影されていると思う。 43才はイイ大人だ(笑)。“理想の大人”“カッコイイ大人”であるかどうかは別として、自分では書ききれない川久保秀一を、松井さんは素敵に描いて下さったと思う。 今日まで、そして今日から先の、夢や憧れやロマンが詰まっていると思う。 多くの方の心にそれが響くよう祈りながら、今から織り姫と彦星を見上げてみます。 ![]() ※本日よりカード決済・コンビニ決済が可能になりました。 http://store.shopping.yahoo.co.jp/ucanent-ys/bl-0002.html ■デビュー20周年&4thアルバム発売記念ライブ 「花はただ花であろうとするだけで」 7/12(日)虎丸座(片瀬江ノ島) http://www.toramaru.net/ 16時半開場、17時半開演 前売り/予約4,000円 当日4,500円(軽食つき、ドリンク別) 予約:21dream@kawakubo.net 演奏:永島広(Gt)、渡辺具義(Gt)、明石敏子(Keyb)、木戸やすひろ(Cho)、堀江いちろう(Bass)、田中徹(Drums)、前田sharaku卓次(Perc)、佐久間勲(Trp)、副田整歩(Sax) |
2015,07,04, Saturday
40分の思索
携帯を忘れた。
電車でそれに気付く。 降車駅まで約40分、さて何をしよう? 本を読むか? いや持っていない。 スケジュールを確認するか? いや携帯にそれは入っている。 乗客ウォッチングをするか? まぁ寝てるか携帯を見てる人ばかりだ。 ちょっと前までは“携帯を持った”ことがトピックになった。 今は“携帯を持っていない”ことの方がトピック。 どこでもすぐ連絡がつく⇄待ち合わせがルーズになる かけたい相手はボタン1つ⇄電話番号を覚えない ローマ字入力即座に変換⇄漢字が書けずにじれったくなる 指先一つでお買い物⇄個人情報大丈夫? 手元に音楽ダウンロード⇄去年のヒット曲何だっけ? SNSでコミュニケーション⇄人の反応に期待する テクノロジーの進歩は、とてつもない便利さというプラスととともに、 ステルスの手法で大きなマイナスももたらしてはいないか? あ、そろそろ駅だ。 ちょっと思いを巡らせてたら、あっという間の40分。 ![]() ■デビュー20周年&4thアルバム発売記念第1弾ライブ 「花はただ花であろうとするだけで」 7/12(日)虎丸座(片瀬江ノ島) http://www.toramaru.net/ 16時半開場、17時半開演 前売り/予約4,000円 当日4,500円(軽食つき、ドリンク別) 予約:21dream@kawakubo.net 演奏:永島広(Gt)、渡辺具義(Gt)、明石敏子(Keyb)、木戸やすひろ(Cho)、堀江いちろう(Bass)、田中徹(Drums)、前田sharaku卓次(Perc)、佐久間勲(Trp)、副田整歩(Sax) |
2015,06,30, Tuesday
DJハギーさん
今朝は湘南藤沢にあるレディオ湘南の「Good Morning湘南」に、7/12の江ノ島虎丸座ライブの告知でゲスト出演させていただいた。
DJのハギーさんは、開局してからずっと番組を担当しており、今年は19年、そして来年2月には放送5000回を迎えるとのこと。ギネス記録にもなっているそうだ。 カーラジオで番組を聞きながら局へ向かったのだが、オープニングトーク、街情報トーク、とにかくそういったトークのここかしこで、その内容の脈略とは関係なく突然「行ってらっしゃい!」と、ときには連呼すらするのである。これは何なのか?と思いながらスタジオに着いてみると、すぐに答えがわかった。 レディオ湘南のスタジオはガラス張りで、遊行寺通りという商店街のような通りに面している。駅もすぐなので、ここは通勤通学路なのだ。 ハギーさんは、資料の置いてある机に相対するのではなく、このガラスの向こうに通りに向かって喋り、人が通れば常に手を振り、手を振ってくれた人には「行ってらっしゃい!」と声をかけているのである。 ![]() 2週間程前にハギーさんとお茶をする機会があったのだが、そこでハギーさんは、「街の放送局だから、街の税金も使わせて頂いてるんだから、街の人みんなが出資者やスポンサーなので、とにかく街の人に喜んでもらえるよう放送するんですよ。」とおっしゃっていた。 その心がけの現れの一つがこれなのだ。 自分もかつてサテライトで放送を担当したことがあったが、ここまでの気持ちを持ったことはなかった。だから当然通りすがる人全てに手を振ったこともない。 デビューする前、よく「お前の色は何なんだ?」的なことを言われた。 そう、音楽を作り出すときは、周囲の反応どうこうより、自分のポリシー(オリジナリティー)が強く求められがちである。ある意味文化を生み出そうというわけだから、最初にあるのは“聴き手”ではなく“自分”を強く意識するということだ。時に「俺の感性についてこい!」みたいな、ある種の強引さも魅力につながるのだろう。 でもラジオパーソナリティーの場合、リスナーを想定しつつ自分をどう組み立てていくか、みたいな順番になる気がする。 「モーニング・コミュニティー」の月~水担当のしんごさんも、似たようなことをおっしゃっていた。 その辺りの切り替えが正直うまくできていない部分があるような気がして、今朝はハギーさんの姿勢に感激しつつ自らを反省した。 ただ音楽であれラジオであれ、いずれにしろリスナーの皆さんに楽しんでいただきたいというポイントは同じようにある。 「仕事とは、誰かに幸福をもたらす行為なんだよ。」と、かつて親戚のおじさんに教えられたことがあった。自分のやりたいことばかり主張しても駄目だが、主張しないのも駄目だろう。特に音楽のときは。 7/12の江ノ島ライブを皮切りに、今年はかなりの回数で人前で歌っていくことになる予定だ。 自分の歌で、少しでも聞いて下さる方を楽しませられるよう、しっかり準備していこう。 ![]() ■デビュー20周年&4thアルバム発売記念ライブ 「花はただ花であろうとするだけで」 7/12(日)虎丸座(片瀬江ノ島) http://www.toramaru.net/ 16時半開場、17時半開演 前売り/予約4,000円 当日4,500円(軽食つき、ドリンク別) 予約:21dream@kawakubo.net 演奏:永島広(Gt)、渡辺具義(Gt)、明石敏子(Keyb)、木戸やすひろ(Cho)、堀江いちろう(Bass)、田中徹(Drums)、前田sharaku卓次(Perc)、佐久間勲(Trp)、副田整歩(Sax) |
2015,06,26, Friday
リハ
昨日は江ノ島ライブのリハ。
久々集結のバンドの皆さん、相変わらずごきげんなグルーヴと音色♪ 早朝ラジオの合間の43才の体もなんのその(笑)。 ![]() ![]() ![]() ■デビュー20周年&4thアルバム発売記念ライブ 「花はただ花であろうとするだけで」 7/12(日)虎丸座(片瀬江ノ島) http://www.toramaru.net/ 16時半開場、17時半開演 前売り/予約4,000円 当日4,500円(軽食つき、ドリンク別) 予約:21dream@kawakubo.net 演奏:永島広(Gt)、渡辺具義(Gt)、明石敏子(Keyb)、木戸やすひろ(Cho)、堀江いちろう(Bass)、田中徹(Drums)、前田sharaku卓次(Perc)、佐久間勲(Trp)、副田整歩(Sax) |
2015,06,22, Monday
#ffffff、#000000
HPを作る際、HTMLという方式で組成を書いていくのだが、#ffffffは白、#000000は黒を示す。
「f」は「full」から来ているのか?「0」は「ゼロ」、つまりは「無」から来ているのだろうか? まぁ“白”であれ“黒”であれ、どちらも「無」というイメージで捉える場合が多いだろう。 宇宙空間の外側は"無の世界”なんてことも聞いたことがあるが、色は黒いのか白いのか?いやいや、“無”なんだからそんなことを論じることがそもそも間違いかもしれない(笑)。 で、実際はどうか? 子どもの頃、絵の具で色々な色を混ぜに混ぜていくと、結局“黒”に近づいていった記憶がある。そう考えると、“黒”は色々なものを吸収していった結果の産物という見方もあって、決して「無」ではないということになる。 また宇宙の話になるが、ブラックホールという命名はそういった意味では言い得ているように感じる。 “白”はどうだろう?例えば光がどんどんどんどん強くなっていくと、白く見えてくる。ということは、本当は色々あるけれどあらゆるものを覆い隠して見えなくしてしまう。もしくは色々あったけど一旦サラにする“浄化”的な考え方もあるか。 7/7リリースとなる4thアルバム「花はただ花であろうとするだけで」の、表紙をはじめブックレットはモノトーンで出来ている。HPもこの度リニューアルしてモノトーンにした。 この世に生まれて43年、音楽人としてデビューして20年。人に大きく語れるようなことはないけれど、良いこともそうでもないことも、それなりに色々経験し吸収してきている。恐らく結構な混ざり合いで、既に黒になってしまっているかもしれない。 それはそれとして、この節目の年に一旦“白”で装いを整え、また新たな時間を積み重ね、歌に託していきたいと思う。 ![]() 4th Album 「花はただ花であろうとするだけで」 2015.7.7 ON SALE 【収録曲】 01 そして 02 いつのまにか僕を残して 03 沈黙と盲目 04 Evenfall 05 Whisper 06 さぁ 07 Rain Flower 08 わかっちゃいないんだ 09 まるであの頃のLovesong 10 ひとつずつ 全作詞 松井五郎 全作曲 川久保秀一 全編曲 明石敏子 Produce 川久保秀一 Co.Produce 松井五郎 BL-0002 Big Luck Records 2,315円+TAX 予約・購入はコチラ |