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20 year ago


新年明けて2週間。2日「杉祭り」からいつも通りに稼働しているせいか、まだそれしか経ってないのか?という感じもしている。
そんなわけで今年も杉真理さんのおかげで音楽での幕開け。深い感謝とともに、音楽人としてのアイデンティティーからスタートできたことをめでたく思いたい。

今日は成人の日。20年前の僕は26歳で、1999年だった。
ちょうどこの頃、所属事務所から契約解除となり、浪人状態となった。
ありがたいことに契約満了手前だったとのことで、残り期間の分の契約金が振り込まれたため、慌ててフリーター生活になることはなかったが、それにしても何の後ろ盾もない時間がここから始まった。

以前その事務所にいた方から、「お前たち(TWo of US)を何とかしたいと言ってる人がいるんだけど会わないか?」と言われ、もちろんすぐに会いに行った。
所属の事務所は◯◯で、音楽面は◯◯をプロデューサーにお願いして立て直しを図りたいと思っている等、ものすごくキラキラ光る話。そのプロデューサーの名前も今も世界を股に活躍されている方だったものだから、そりゃ期待してしまう。ただ音楽のジャンルは全く異なっていたので「ホントかな?」という疑念はあったけれど、その話の眩しさで覆い隠してしまったような気がする。

しかし待てど暮らせど話は進まない。電話をしても取り次いでもらえない。少しの蓄えもどんどん減っていく。挙句、もともと話を持って来た元事務所にいた方には「まぁ可能性は色々あるんだから、お前らも自分で動け。」的なことを言われる始末。
ある意味ヒドイ話だろうが、世の中とはそんなもんでもあるんだろう。「世間知らずの大学出の音楽好きのあんちゃん」でしかなかったことが、赤裸々に証明されただけに過ぎない。

結局この方々とはその後連絡は取らず、もちろん先方から来ることもなかった。
そしていわばアマチュア状態でTWO of USを再開することになった。
とは言え段々と温度差や違和感を感じるようになってしまった。僕にはもうTWO of USという形は合わなくなってしまったことを、より実感していくことになる。
ただし、僕がストレスを感じたように、相方も相当に僕にストレスを感じていたに違いないとは思う。自分だけを正当化する気は毛頭ない。

結局TWO of USをやめることになり、アルバイトを色々しながらデモテープをあちこち送る日々へとなっていく。今の自分の状況につながる「チンチン電車」という曲のリリースにつながるまで、そこから3~4年費やしてしまった。

あれから20年。振り出し、ゼロになってから20年経った。
杉さんはじめ音楽界の大先輩、テレビで見ていた同世代のアーティスト等と、今こうして交流できていたり、ラジオの仕事をできていることを思えば、「まぁよく立て直したね」と自分に言ってやってもいいのかもしれない。とは言えそう言った皆さんの知名度や音楽的パワーに比べたら、てんで及ばないことばかり。まだまだ形にしなくてはいけないことが沢山だ。

ただ一つ言えることは、「意志あるとところに道は通ず」ということだろうか。立派な道ではないけれど、それでもとりあえず何とか今日も歌ったり喋ったりしている。
そして意志があったから、「こういうことなら手伝ってあげられるよ」と支えてくれる方に沢山巡り会えて来られたんだと思う。

来年2020年は、子年で年男になる。そしてデビューして25年。
そこに照準を合わせながら、今年1年を過ごしていこうと思う。
本年もよろしくお願い申し上げます。


■UTaU KITCHEN Vol.4-新年会SP-
1/16(水)開場 18:30 / 開演19:00
会場:CLUB GOODMAN(秋葉原)
〒101-0026 東京都千代田区神田佐久間河岸55 ASビルB1F
(JR秋葉原駅「昭和通り口」出口 、営団日比谷線・秋葉原駅 4番出口 、つくばエクスプレス・秋葉原駅 A1出口 、都営新宿線・岩本町 A4出口 )
料金等:前売2,000円 / 当日2,300円
※川久保出演は20時20分頃~
お問合せ:CLUB GOODMAN(TEL. 03-3862-9010)
出演:橘琴以 / 鈴木ナオト / 亥野マキ / 首藤早織(fromチャオズビー)+ゲスト川久保秀一 / 他
http://clubgoodman.com/index.html


■京王百草園梅まつり
2/24(日)11:00 / 14:00
会場:京王百草園
〒191-0033 日野市百草560
(京王線百草園駅下車徒歩10分、または聖蹟桜ヶ丘駅・高幡不動駅からタクシー10分。
※百草園駅から当園までの間には途中急坂があります。)
料金等:観覧無料(要入園料)
お問合せ:京王百草園 Tel. 0422-23-2251
http://www.keio-mogusaen.jp



■AOYAMA音楽CLUBvol.11~バンドde昭和アニソン列伝~
3/22(金)南青山MANDALA
開場18時半、開演19時半
チケット:前売4,700円/当日5,200円(1drinkつき)
座席形態:先着順入場・自由席
出演:マリコとヒデーズ(井手麻理子 / 黒沢秀樹 / 川久保秀一)
※前売り・予約は2/1(金)から南青山MANDALA店頭、e+、21dream@kawakubo.netにて
お問い合わせ:南青山MANDALA(03-5474-0411)

〒107-0062 東京都港区南青山3丁目2-2MRビルB1
(地下鉄銀座線「外苑前」出口(1A)より「LOUNGE by Francfranc」のある南青山3丁目交差点を左折。ゆるやかな坂道の途中、右側)
http://www.mandala.gr.jp/aoyama/

| - | 05:00 PM | comments (0) | trackback (0) |
年内最後のライブ


とかく今年は「平成最後の~」という謳い文句がつくイベントが目に付くが、こちらは言うなれば「平成“最初で最後の”~」というところか(笑)。もう出会ってから四半世紀、25年にもなることにちょっとビックリのりえちゃんと、昨年に続き今年もご一緒に歌い納め。とはいえ去年は対バン形式だったので、一緒のライブで歌い納めは初だったんだなぁと、今更気づいております。



彼女とは、ソニー・ミュージックエンターテインメントのオーディション「Voice2」のファイナリスト同士だった。彼女は当時は今や著名な音楽プロデューサーで活躍している橋本慎君とお姉さんとの3人組ユニットで出ていた。結局彼女たちはソニーではなくワーナーからデビューすることになり、その後紆余曲折を経て「letit go」というユニット名でデビューし、「200倍の夢」がポカリスエットのCM曲になってヒット。その後また紆余曲折あって、今度は「September」というグループで韓流ドラマ「冬のソナタ」の日本語版を歌い、たまたまテレビでそれを知った時は、「え、りえちゃん?!」とビックリしたのを覚えている。

僕の方は何だかんだずーっと低空飛行のような感じで、それでもラジオの仕事の恩恵を存分受けることで今日まで生きながらえているようなところがあるが(苦笑)、兎にも角にもこうして気心を許せる人と一緒に歌えることは何より嬉しい。



今回は「紅白歌合戦」という仕様にした。時期的にはクリスマスだが、なんだかクリスマスにドキドキするような年頃ではなくなってしまった感があるねぇという見解からというのは、ここだけの話(笑)。
世の中的・自分的に今年の話題の人の曲を取り上げてみようということで、今回のセットリストはこちら。

1.TOKIO(沢田研二)/りえ&ひーでー
2.はじまりはいつも雨(ASKA)/ひーでー
3.Hero(安室奈美恵)/りえ
4.悲しみにさよなら(安全地帯)/ひーでー
5.ゲレンデがとけるほど恋したい(広瀬香美)/りえ
6.想い出にかわるまで(ひまり)/ひーでー
7.ありのままで(松たか子)/りえ



8.おかあさんのうた/りえ
9.Evenfall/ひーでー
10.冬のソナタ~最初から今まで~/りえ
11.M-78/ひーでー
12.あのね~青色の傘~/りえ
13.DJ日本史~今日が歴史の最前線~/ひーでー

14.星のかけらを探しに行こう(福耳)/りえ&ひーでー
15.クリスマス・イブ(山下達郎)/りえ&ひーでー



お客さんが審査員ということで、どちらが勝ったか札をあげてもらったところ、圧倒的な勢いで紅組の勝利。来年の川久保の行く末が若干心配になる結果か?(笑)
とにもかくにも皆さん楽しんでくださったようで何より。勝とうが負けようがそこが一番大事なところ。ご来場くださった皆さん、ありがとうございました。
そして僕はもちろん楽しんだし、音楽の楽しさと素晴らしさをまた体感できた今年最後のライブでした。

来年のライブ予定はちょっとずつ決まりつつあるが、また改めて。
とりあえずは素敵なクリスマスを♪

| - | 04:56 PM | comments (0) | trackback (0) |
声は人


あっという間に今年も残り1ヶ月。振り返るにはちょっとまだ早いかもしれないが、今年も色々な方に出会えたり再会したり。
残念ながら距離が遠くなってしまった方もいるが、時間に緩和してもらってまた近くになれることを祈るのがいいのかなぁ。

さて11月は特に一大事な出会いがあったりもした。
中学生の頃に憧れた安全地帯の矢萩さんと武沢さんにお会いできたのは、まさにそれ。
ラジオのゲストで来ていただいたのだけれど、覚えているような覚えていないような時間だった(笑)。


そしてギルバート・オサリバン。
ビルボード・ライブ東京でのライブに急遽行くことにしたのだが、「Alone Again」のイントロを聴いた瞬間に涙が出てしまった。あの曲の持つ郷愁や優しい感じ、切ない感じもさることながら、やはり歌声が圧倒的にハートに突き刺さったことは言うまでもない。


その勢いもあってか、この週はライブウイークにして、とにかくちょっと無理してもライブを見にくことに。

11/23は竹仲絵里さんのライブに。
昼間は一人弾き語り、夜はピアノとドラムのサポートを入れてのアンサンブルということで、普通ならどっちかしか見に行かないところだが、ラジオのゲストに来てくださった時に聞いた彼女の歌声や色々伺ったお話しから何だか両方見たくなって、両方行ってしまった。
自分の直感は大正解で、弾き語りでは彼女の「歌い手としての覚悟」みたいなものがズンズン響いてきたし、サポートが入っての演奏では空間や楽器をつないでいく糸として彼女の声が大きな存在感を放っていた。


11/24は松本英子さんのライブへ。
彼女とは3年前にむさしのFMのイベントライブにご出演いただき共演させていただいたのだが、ちゃんと彼女のライブを見るのはこれが初めて。
ピアノとパーカッションだけというこちらもシンプルな編成だったが、初っ端から彼女の歌は圧巻だった。チャカ・カーンのようなぶっとい声ということではない(笑)。ヒット曲「Squall」を御存知の方ならそれは想像つくと思う。
曲のイントロに入った瞬間に顔つきが変わるのだ。それは多分一流の役者さんが「よーい、スタート!」と言われた瞬間に役に入るのと近いんじゃないかと思う。そして彼女の歌声で物語が綴られていく。また歌っている時の立ち居振る舞いも全くの無駄も、もちろんかっこ悪いところなど何一つない。全てがその曲のために存在しているかのようだった。


11/25は松井五郎さんプロデュースの東日本大震災復興支援CD「風のよせがき」でご一緒した吉田拓矢君のライブに。
マイクもスピーカーもない、素っ裸状態の彼の歌声が会場に響いていたが、その野性味溢れる感じがまた彼らしい。


どんな言葉を使うかでその人がわかるというのは然もありなんだが、僕は声、特に歌声を聴くとその人の本質的な部分が感じられる気がしている。逆に言うと、それが感じられない歌は、どんなに音程やリズムが良くても響いて来ない。「上手」であっても「すごい」ではない。大事なのは発する言葉や声にどれだけ体温があるかということ。ドラマを感じさせられるかということ。そこに感動やつながりが生まれる。

さて今年残り1ヶ月。そんな素晴らしい方々をお手本に、自分も体温のある言葉、声でしっかり仕事をしていかねばね。

| - | 06:10 PM | comments (0) | trackback (0) |
安全地帯


忘れもしない、中学2年13歳の夏の終わり。テレビから安全地帯の「悲しみにさよなら」が聞こえ、「何だこの歌は!」と一瞬で心を奪われた。「ワインレッドの心は」小学6年くらいだったので、その世界観は子どもにはとても理解できなかったが、「悲しみにさよなら」は、明るく優しく、穏やかに何か未来を感じさせて包み込んでくれるような曲だった。
その年の暮れに出た「安全地帯Ⅳ」というアルバムは、生まれて初めて買ったCDで、もちろん今も大事に持っている。

それがきっかけで歌がすごく好きになり、高校生の頃のバンドブームに乗っかってBOφWYだZIGGYだとコピーをやりつつも、バンドメンバーに「俺のやりたい曲も入れてよ~!」なんて半ば駄々っ子のような駆け引きで安全地帯の曲を入れたりもしていた(笑)。



あれから33年。ライブでお見かけすることはあっても、当然遠い憧れの存在。
昨日はそんな方々、矢萩渉さんと武沢侑昴さんが自分のフィールドにやってきて下さった。
入り時間が近くなるに連れて知らず知らずに緊張し始め、ペンを持つ手がちょっと震えてもいた(笑)。



ラジオなので、放送を聴いて下さってる方が「へー!」と思うような話を聞き出さなくてはならないし、押さえておかないといけない情報事項もある。だから実は曲をかけている間のトークが、僕にとってはグッと踏み込んだ、ちょっとマニアックな質問ができる時間だった。

一番知りたかったのは、安全地帯の楽曲はどんな風に生まれて行ったのかということ。
単純に玉置さんが曲を持ってきて、星勝さんというアレンジャーが設計図を書いてメンバーが弾くという図式かと思っていたのだが、そういうことだけではなかった。
例えば、「ワインレッドの心」の歌詞が何回も書き直された話は有名だが、アレンジも相当なパターンをやったそうだ。キーを変える、テンポを変える云々。メロディーと歌詞ができてからが実に長いそうだ。
「1991年からの警告」という曲は、途中にあるマイナーコードが半音でスライドして落ちるところがある。楽器の人はそれは楽器のニュアンスとして捉えがちだが、玉置さんはそこに歌を乗せてしまう。
玉置さんは、どんなコード進行を持ってきてもメロディーを口ずさむし、逆に「そこもっと変なコードにして」みたいなリクエストもするそうだ。
メンバーお二人の口から、「あいつは天才だよ。ある意味変だよ!(笑)。」なんて言葉も出て来た。
一方で、生み出されたメロディーは松井五郎さんのところに送られ歌詞がつけられる。

五郎さんとは沢山曲を作らせていただく時間があったので、その凄さは身に染みているが、どうも昨日の話を聞いて想像を巡らすに、超天才の集まりが安全地帯の名曲を生み出して行ったんだと痛感した。



憧れにまた触れることができた日。
今日までとりあえずこの生き方を続けて来たご褒美とありがたく受け止めるとともに、それを知ってしまった自分はこれから何をすべきか。嬉しいことに試練と光の道はまだまだ自分の先に続いてるようだ。

| - | 10:39 AM | comments (0) | trackback (0) |
ワンマンライブ終了♪


ワンマンライブ、土曜日に無事終了。1日ずれて台風に当たらなくて良かったとホっとしている。
とは言え雨模様の中、ご来場くださった皆さんには心から感謝します。ありがとうございました。



今回は割と久しぶり目な曲を多めに取り入れつつ、いつもならそこまで喋らないのに、ハワイ話も沢山あったせいか、だいぶトークのボリュームも多くなってしまった。歌よりもトークの印象が強くならなかったと祈りたい(苦笑)。

今回のセットリストはこちら。

1.Get Fishing
2.花火
3.さぁ


4.沈黙と盲目
5.夏の終わり
6.ひとつずつ


7.チンチン電車
8.ギャランドゥ(西城秀樹カバー)
9.渚にて
10.君は答えを知っている


11.世界はボクらの手の中に
12.次の駅(新曲)


13.背中に翼のない僕らは(木戸やすひろVo.)


14.DJ日本史~今日が歴史の最前線~
15.One By One, Step By Step


16.M-78


17.そして




En.ふたりのBirthday



このライブ用に「次の駅」という曲を作った。
年齢とともに頭でっかちになり、「やらなくてはいけないこと」が先行して「やりたいこと」「やりたかったこと」がわかりにくくなってきているのを、正直実感している。そんな気持ちで「何を歌にしたらいいんだろう?」というところから曲作りが始めたのだが、つまりはそのことを歌えばいいんだと思い、歌詞から書き始めてみた。
そういった意味では決して明るいタッチの歌ではないのだが、ともすると同世代の男性は同じようなことを感じておられるのかな?

次回ワンマンライブは未定。とは言えこんな素敵な大先輩で構成しているバンド、もっと多くの方に体感していただきたいなぁと思う。そのためにももっと頑張らないといかんですなぁ。
またいつかやるときは、是非お出かけ下さい。





次の駅
作詞・作曲/川久保秀一

ふと何もかも捨て去ってどこか消えちゃいたい時がある
口の端で笑いながら
君は大きなリュックやっと置いた

黄昏の窓辺は 時折“弱気”の風が吹く

Take Away Fly Away
次の駅はどこ?
上りか下りか 実は僕も今はわからない

「“悩みとかなさそうですね”と言われたよ」頭かき君が言う
ラッシュ並みのプレッシャーの渦で
バランス取るたくましい背中知ってる

空を突くガッツポーズ 僕ら今もできるのか

Take Away Fly Away
次はどんな駅?
各駅か急行か 時間は加速して今日も行く

Take Away Fly Away
次の駅はどこ?
上りか下りか 僕にもわからない
Take Away Fly Away
次はどんな駅?
各駅か急行か 時間は加速して今日も行く

次の駅はきっと…



| - | 02:54 PM | comments (0) | trackback (0) |
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