2006,02,08, Wednesday
ワンマン社長S
ここんとこ“社長”という役職の人たちの失態ぶりがニュースを賑やかにしております。
「往生際が悪いんじゃないの?」「まだそんなこと言っちゃってますか?」「そこまで凹む?!」等々、それぞれの社長さんたちに対して感想を抱く今日この頃です。 ニュースに登場する皆さんは一様に大きな会社の社長です。 さすがにこれだけの規模の社長さんとおつきあいしたことはないですが、アルバイトをしていた頃、何人か中小企業の社長さんたちにお世話になりました。 直接お世話になったのは3人。1人は残念ながら会社を倒産させてしまったものの、きちんと整理をして今は再出発をしている人。 もう1人は見切り発車も甚だしい状況で会社を立ち上げ社員を集め、ゆくゆく給料未払い数ヶ月の後倒産、今は行方知れずな方。 ラストの1人は今も経営されてることと思いますが、青山界隈に事務所を出す夢を抱きながらも、そのワンマンぶりに人の出入りが激しい会社の社長。 こう書くと3人とも「ダメな人なんじゃん?」と思われがちですが、そうと言えば確かにそうです。ただ僕の感想としては、うまくいくも行かないも紙一重な感じもしたのです。 で思うのが、今話題になってる社長たちと、これらお世話になった社長さんたちと、マインドの部分ではどうも大差ない気がするのです。 ある意味ホラ吹きだし、ある意味傲慢だし、ある意味幼稚だし、ある意味気が小さいし、ある意味自尊心が高い。 何かこうドーン!とした威風堂々としたいわゆる社長のイメージとはちょっと違うんです。 でも考えてみれば、だからこそ自分で会社を興すんでしょうね。そして興したからには人が見たら「バカじゃないの?」と言うくらいのエネルギーと自分を信じる力で進まないと、人もついて来ないしおそらく何かを世の中に打ち立てることはできないはずです。 その過程で人を切ることもあったろうし、コストダウンを猛烈にはかることもあって自然です。 ただ彼らは何処かでその積み木の積み立て方を間違えてしまっただけなんでしょう。 今日もニュースや国会でも取り上げられてる社長たち、どうなって行くんでしょうか。 ちなみに僕がお世話になった社長さんたち、三人とも情が深いがゆえに、現実とのギャップについつい悩まされる人たちだったということは言えます。 |