前夜の夜遊びと、富山に来たという解放感からすっかりリラックスしてしまった僕は、目覚めると時計が昼の12時を指していることに焦燥を覚えたのです。
富山で12時と言ったら、東京の午後3時くらいな勢いです。そのくらい富山の人の朝は早い。
慌てて階下へ降りると、皆さん仕事や学校に出かけており、僕の相手をしてくれたのはビッケという名のシーズ犬でした。
いやー、犬はいい(^ ^)
しばらくするとお昼ご飯で皆さん帰ってきて、その後親戚の案内で翌日のイベント会場へ。
イベントはありそドームという体育館と、蜃気楼という名の道の駅の二カ所。
とりあえず蜃気楼へ行って何か食べようということに。

そこは魚介類のワンダーランドとなっておりました。
ちなみにこの越前カニ、四杯で1000円という激安価格。


蟹がドーンとそのまま放り込まれてダシになってる浜汁と、魚介類の炭火焼の浜焼きセットを堪能。やはり素材がいいので、いくら僕が自分の家のベランダで炭火でBBQをやってもかないません。


食後は遊覧船に乗って海から魚津の街を眺めることに。
今回は山がかなりガスってたんですが、晴天だと屏風のような景色がのぞめるそうです。
でも十分楽しかったけどねぇ。
ちなみに日本史の教科書に出てくる「越中米騒動」、この事件が起きた米倉庫は今も残っていて、遊覧船から見ることができました。ちょっと感動。
その後ありそドームへ移動し、イベンターの方や今回主催者である商工会議所の方と名刺交換とご挨拶。
ありそドームは大きな体育館なんですが、その中にパーテーションを仕切ってブースを作り、色々な企業が出展しています。
翌日僕が歌うステージでは、地元の交通安全協会か何かの方が寸劇を展開中。
御歳 60代後半〜80手前くらいの方々がやっておられましたが、配役上セーラー服を来てるおばあちゃんや、黄色のチューリップハットのような帽子を被って小学生を演じているおじいちゃん&おばあちゃんには、敬意を感じつつも・・・。

その後は二つ隣の街にある別の親戚の家へ。
ここは農家をやっていて、毎年新米をおすそわけしていただいたりしています。
行くと僕の母のいとこにあたる修さんという方がいらっしゃいまして、「お前何しとらがぁ〜。今からアオリイカ釣り行くか?」とのお誘い。
超行きたい・・・。
が、後追いでメンバー二人とマネージャーが車で夜8時に到着予定になっていたのでここは断念。
そこで庭になっていた柿をもいでいただくことでこの場はこらえたのでした。
再び黒部の親戚の家に戻って高林さんたちメンバーの到着を待つことに。
ところが7時になっても連絡すらない。電話をかけても3人とも通じない。(ちなみに3人とも同じメーカーの携帯電話でした・・・)
ようやっと通じたら、何と長野の白馬の手前の山中で迷っていて、熊二頭、狐一匹に遭遇し、ようやっと脱出できたとのこと。不本意ながらサファリパーク状態だったようでございます。
予定では商工会議所の方主催の歓迎会にみんなで参加するはずだったんですが、これは何時になるかわからないということで、とりあえず僕だけ魚津に移動し宴会へ。
挨拶を交わし、酒を交わし、翌日の成功を祈るトークも盛り上がり、宴もお開きという夜10時、メンバー到着。
3人とも相当お腹が空いているとのことだったので、商工会議所の方の案内で地元で有名な「やぐら寿司」というお寿司屋さんに。

既に満腹だった僕は、これを食べることは叶いませんでした・・・。
ちなみにずーっと運転していた高林さんは、あたかもふぐ刺しを食べるかのようにガガガッと一気に平らげてしまったのでした。
まぁ、生きて到着できたということで何よりです。
ちなみに熊に遭遇してしまったときは、絶対に目線を離さず後ずさりし、徐々に荷物を放置していくんだそうですが、本当に遭遇してしまうととてもそんなことができる余裕は無いそうです・・・。
To be continued...