
とあるオーディションで横浜の二俣川に行ってきました。
神奈川の方なら「あ〜、車の免許の試験場があるとこね。」というとこでしょうか。
僕にとっては学生時代の街。ここから数駅の和田町という駅が、僕の母校の最寄り駅でした。
とは言え僕はこの電車(相鉄線)は使ってなかったんですけどね。
横浜と言うと中華街や元町など海沿いのところを思う人がほとんどでしょう。僕も大学に行くまでそうでした。実際通学が始まってからは「えらい田舎やないですか・・・」とぶちぶち言いながら通ってた気がします。
でもここに通ってなかったらミュージシャンになることもなかったし、またオーディションでここに来る事もなかったのも事実。今日までの全ての要素が今の自分につながってるとしたら、どれだけの要素で僕は構成されてるんでしょうね。
音楽にしろ喋るにしろ、その構成要素が多い方がきっと面白い。特に失敗談や苦い想い出の方が後々語れることが多かったりすると思う今日この頃。
そう言った意味では極めてアナログ。
でも時代は総デジタル化。
デジタルは素晴らしい技術。こうして書いているブログもデジタルだし、音楽や映像もデジタルのクリアーさや利便性は相当たるもの。
でもスイッチ一つで簡単に消去できてしまう。音楽の嗜好品化は現代においてますます加速しています。
今や記録は無かったことにまでできる。
でも記憶は永遠に無かったことにはできないかな・・・?
だから嬉しかったり暖かかったり、時にはつらくなったり。
不便なようだからこそ人間くさいのであって、そこに感動があるということをいつまでも忘れてはならない。