2019,08,05, Monday
サボってすみませんm(_ _)m
前回書いたのがいつかなぁと思ってみたら、何とまぁ5月の半ば。サボりすぎにも程があるという為体でお恥ずかしい限り(> <)。取り立てて書くような出来事がなかったと言ってしまえばエラそうだし、無味乾燥な日々に思えてしまったりもする。しかと反省です…。
この2ヶ月半ほどを振り返ると、ライブもなかったし、レギュラーワークの日々ではあったので、確かに特筆するようなことはなかったかもしれない。もちろん日々起こる社会問題とかについての見解を書くのもアリかもしれないが、あんまり性に合わないかなぁ。とはいえ意見がないわけではない(笑)。 加えて梅雨が今年は長く、より気分的にパッとしない感じが続いていたのが本音だろうか。 そうこうしているうちに令和最初の夏到来。 例年になく「夏への期待感」が高まることなく夏がやってきてしまったのだが、さすがに太陽の力は素晴らしい。何だか色々なことがパーッ!としてきたかなぁ(笑)。そして今月がライブ月間にもなるし、相模湾に今年もカツオとマグロがやって来たようだしてなことで、ここからは攻めに行きましょう。 昨日は1週間後に迫った江の島虎丸座ライブのリハで、久々にバンド演奏での音楽に包まれた。 やはり何人もの人が繰り出すビートとサウンドが一つの音、波になるのは一入感激がある。 今回は新曲も2曲用意し、家で作ったデモをもとに、スタジオで構築していく。1曲はイイ感じ、もう1曲は当日ギリギリまでもうちょっとツメたいかなぁなんて思ったりもしているが、その具現化のために想像していく過程の何と楽しいことか。 その昔、「歌は3分のドラマだよ」と言われたことがある。確かに3~5分ほどの中にしっかり見えるドラマがある。今回の新曲は、そんなドラマを皆さんに見せることができるだろうか? ゲストで歌いに来てくれる松本英子さんもリハにやって来てくれた。 素晴らしい、透明感&繊細さ溢れるボーカルだった。彼女の世界をより素敵に見せるようにするには、実は自分は一言も歌わない方がいいインじゃないか?とか一瞬思ったが(笑)、本番までにまた精度を上げてコーラス等のぞみたいと思う。 8/11(日)の天気は、昨日までは雨マークがついていたが、今日は曇りマークになっていた。 彼女も僕も雨女、雨男のようだが(涙)、マイナスとマイナスの掛け算で程よい晴天になることを祈ろう! そしてそれが終わると長野&富山へ。井手麻理子さん、南方美智子さん、堀江いちろうさんと4人で伺います。お近くの方は是非! ■Live at 江ノ島2019 8/11(日)虎丸座 開場16時、開演17時 前売り・予約4,800円 当日5,300円(食事付、ドリンク別) ゲスト:松本英子 演奏:木戸やすひろ(Cho)、永島広(Gt)、堀江いちろう(Ba)、明石敏子(Keyb)、田中徹(Drums)、前田卓次(Perc)、ツルノリヒロ(Vln) ※予約は虎丸座(http://www.toramaru.net)又は21dream@kawakubo.netにて ![]() ■白馬八方ライブ 8/17(土)白馬八方北尾根高原 出演:川久保秀一・井手麻理子 11時半&13時 観覧無料 ■黒部ランチタイムライブ 8/18(日)北洋の館(富山県黒部市生地芦崎字下浦330) 出演:川久保秀一・井手麻理子 開場12時半、開演13時 2,000円(1d付き) 問・チケット:北洋の館(tel 0765-56-9138) https://www.marunaka-suisan.jp ■笹川ライブ 8/18(日)正覚寺(富山県下新川郡朝日町笹川1147) 出演:川久保秀一・井手麻理子 開場17時、開演17時半 1,000円(中学生以下無料) 問・チケット:実行委員会事務局(nabeshima-t@fukamatsugumi.com) https://yaokami.jp/1166688/ |
2019,05,01, Wednesday
新時代
史上初という10連休GW。生放送ラジオがあるのでそんなにいつもと変わらないだろうと読んでいたが、火曜日夕方のラジオを卒業したこともあってか、連休前半戦はかなりゆったりとしている。
とは言え、先送りしていたライブビデオの編集作業、接触が悪くなっていたスピーカーの修理、12日のライブの予習等、それなりにやることはあるものの、人と会話することもあまりなく、ほぼ引きこもりのような状態と言って良くて、思い出したように「少しは外の空気に触れよう」などと近所のスーパーへ行ってみたりするくらいだ。 いや、日曜日にスマホの機種変をしたので、その時は店員さんと結構話したな(笑)。 そして時代は平成から令和へと変わった。 昭和から平成の時は高校生で、当時の小渕官房長官の「平成」と書かれた額縁を掲げた記者会見の記憶はあるが、新天皇即位の記憶はあまりなく、昭和天皇崩御の「大喪の礼」の方が記憶にある。あの時は学校も休みになり、歴史の1ページを自分の目で見てみようと、高校生ながら皇居へ行ってみた。記帳所が設けられていて、多くの方が弔問に来ていた。 今回の新天皇即位にあたっては、上記のように皇居には行っていない(笑)。とは言え半蔵門を通って皇居へ入られたとのことで、毎週その門を目の前にして朝の生放送をしていると思うとちょっと感慨深い。 昭和は17年間、平成は30年間を生きたどっちかというと自分は昭和人間の自覚があるが、時間で見れば圧倒的に平成人間だ。 昭和では「一人間としての基礎」が作られたせいもあるだろう。そして平成は「生き方の基礎」が作られた。その生き方は令和へとつながっていく。 明治生まれだった父方の祖父は、明治・大正・昭和と3時代を生きた。昭和15年生まれの父は昭和と平成。享年51歳。仮に自分が4年後の51歳で天に召されたとしても、昭和・平成・令和と3時代を生きたことになる。果たしてその先の時代まで、4時代生きることはあるのだろうか? 昭和は戦後からの復興もあって、物理的にもシステム的にも新しいものが作られ築かれていった。 平成はデジタル化の普及に伴い、それらが大きくリストラクションされていったように思う。 令和はどうなるのか?歴史は繰り返すの言葉が示すように、例えばアナログレコードや歌謡曲がもてはやされるような、一見懐古に見えるものが新しいものとして息づくのだろうか? でもどんなにアイテムが変わっても、人の心はそんなに変わってないような気がする。それはもしかしたら弥生時代になって、人が「富」を意識するようになってからかもしれない。 歌ったり喋ったり、それはとにかく人の心に訴えていく作業。良き仕事人になれるよう、努めていかねばと改めて思った令和元年5月1日也。 ![]() ![]() ■渚のヒデーズふたりでハモれば!~古今東西デュオもの列伝~ 5/12(日)和酒菜なかがわ (神奈川県藤沢市鵠沼花沢町1-4太陽ビル4F) 開場17時、開演18時 料金:3,500円(1drink&ミニ肴セットつき) 座席形態:先着順入場・自由席 出演:成瀬英樹 / 川久保秀一 ※前売り・予約は「和酒菜なかがわ」にて(TELのみ) お問い合わせ:和酒菜なかがわ(0466-52-7790 日曜を除く17~23時) https://hitosara.com/tlog_14071869/map.html ![]() |
2019,03,11, Monday
3.11
おそらく日本人であれば、立ち止まって「生きる」「命」と言ったこととと向き合う日になって8年になった。「もう8年」「まだ8年」「やっと8年」「8年経ったのに」等々、色々な8年の捉え方があるだろう。
8年前、僕は早朝のラジオを終えて帰宅。昼寝をしてダラダラとテレビを見ていた時、大きな揺れが来た。尋常でない揺れにびっくりし、食器棚などを押さえに立ち上がった。 そのあとは身内との連絡とり。一人暮らしの姪っ子が、冷蔵庫が動いてしまってドアを外側から塞いでしまい、トイレも行けない軟禁状態になったと連絡。不動産屋さんに相談して玄関を開けてもらって救出。あとの身内は幸いみんな無事に帰宅できていた。 その後は、たまたまうちの方に仕事で来ていたマネージャーと後輩タレントが動けなくなっているとのことで、車で迎えに。ダイレクトな被災地ではないのに、ものすごい渋滞し、そして携帯は頻繁に緊急地震速報が入り、メールや電話の連絡がしづらくなっていった。 それでも無事にピックアップしてとりあえず全員我が家に集合。ファミレスで夕飯を食べてみんなで我が家に宿泊してもらった。 その後、テレビから伝わってくる被災地の様子、パニックからくるガソリンや食料の不足、停電による信号の停止など、今まで経験したことのない事態が多々あった。もちろんそれは被災地の状況からしたら全然大したことではない。 去年、一昨年とラジオで震災特番のパーソナリティーをやらせていただく機会に恵まれ、一昨年は福島県南相馬市、去年は福島県いわき市へと伺った。色々と大変だった状況を生の声で聞くことができ、被災地を心配する、思いを寄せるという気持ちから、自分の町で起きたらどうしたらいいのか、という意識へとシフトしていったように思う。 去年の震災特番後、お声がけいただいたことがきっかけではあるのだが、地域の自治会の役員になった。やはり災害時は「遠くの親戚よりも近くの友人」なのだ。 ミーティングでは様々な議題が上がるし、様々な行事も行なってきたのだが、つまるところはそれは「災害発生時に地域で被害者を出さないための取り組み」といって過言ではない。スタンプラリーは避難経路、避難場所、消火器の場所の確認だし、BBQや餅つきは自炊訓練だし、何より地域の方がお互いの顔を知るための大事なきっかけ。 この8年で僕の中で変わったことはこんなことだろうか。 昨日は「3年A組」というドラマの最終回だった。初回から釘付けになって見ていたが、最終回を終えて「よくぞこんなドラマを作ったもんだ!」と感心してしまった。 様々な現代社会の問題をテーマにしていたが、「言葉」に、それを発する「人間」に着地したところはすごい。頭ではわかっていてもあんなにまでリアリティを持って迫った作りは本当に素晴らしいと思う。 震災をめぐってもたくさんの「言葉」が飛び交った。 被害情報、困窮状況をTwitterなどでも随分見受けられた。多くが必要なものだったろうし、あたたかいものだったように思うが、熊本の震災の時は「動物園から猛獣が逃げた」なんてデマもあった。 ネットに出ていなくても、風評被害の問題も随分言われてきた。 原発エリアから避難した方に対して、心ない言葉が浴びせられたこともあったと聞く。 どこからどこまで本当か、また捉え方でその質も変わってしまうのも「言葉」。 「言葉」は「心」の現れ。ラジオや歌など日々言葉を使って仕事をしていても、うまい表現ができなかったり、残念ながら時に人に嫌な思いをさせてしまうことがあり、その度にへこむ。 ちょっと話が逸れてしまったか。 8年経って被災地の方に、今どんな言葉を、心を向けるのがふさわしいのだろうか? 朝からずっと考えているけどまだわからない。そうやって堂々巡りのようでも考えていることが誠意の一つであるならば、せめてもの救いだけれど。 改めて犠牲になられた方々のご冥福を祈り、苦しい生活を強いられている方に光明が差すことを祈り、そして「生きている」ことはなんて素敵なことなんだと多くの方と「あたたかい言葉」を共感できるよう、祈ってやみません。 「君は生きている」(Goro Matsui Song Booksより) 作詞/松井五郎 作曲/川久保秀一 https://youtu.be/uP0orrGQ5ks |