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亡くなるということ
あと1週間後の2/2、それは僕の父の命日になります。
残雪で路面が凍り付いた寒い朝でした。
亡くなる1週間くらい前だったか、朝大学へついて1限目の講義が始まるというとき、事務局の人が教室にやってきて、父が倒れて病院に運ばれたということを知らせてくれました。“虫のしらせ”というのがあるのか、事務局の人が教室に入って来た瞬間、なぜか父に異変が起こったんではないか、という思いがよぎりました。
脳内出血で発見が遅かったため、結局意識を取り戻すこと無くそのまま他界してしまったんですが、そのあまりに突然やって来た“死”というものに、「生と死は隣り合わせ」というのを何だかリアルに感じた覚えがあります。

もう3年近く前になるでしょうか。小谷野幸代さんという女性に会いました。
治療が困難なガンと闘っておられ、正直なところ死へのカウントダウンが始まっているとの話を聞きました。まだ小学校に入りたてのお嬢さんと、保育園に通っているやんちゃな男の子がいるご家庭です。
ご主人の良明さんが理容師さんということで、縁がつながりお会いすることになったんですが、その奥さんが僕の「桜」という曲が大好きだったんだそうです。
小谷野さんの住む埼玉県の飯能という町へ何度かライブに行ったり、小谷野さん一家が都内で開催されるライブに来て下さったりと交流しており、それを知る全員が奇跡を祈っていたんですが、残念ながら昨秋あの世へ旅立って行かれました。

死を宣告された生活というのは、ご本人にとってもご家族にとってもどんなものだったのか、正直僕には想像もつきません。
僕の父の場合は突然死のようなもので、ともすると圧倒的な絶望が襲ってくるといったところでしょう。幸いそれはありませんでした。
火のついたろうそくが少しずつ身を縮めていくのを見届けなくてはいけないようなものだったんでしょうか。“奇跡”を期待して逆に“希望”という言葉に苦しめられるような日々もあったんではないのか。
亡くなって少ししてからご家族に会いましたが、穏やかに過ごされているように見受けられました。上手に受け止めて家族3人で歩き出そうとしておられるところなんでしょう。

その小谷野さんから、奥さんを送る会みたいなものを行いたいと御連絡をいただきました。
奥さんと何よりこれからまた元気に歩き出そうとしているご家族のために、何曲か歌いに行きます。
当日は小谷野さんから闘病の時のお話と、担当医の方によるお話もあるそうで、生きていることのありがたさを再認識するきっかけや、何か病気で苦しんでおられる方やそのご家族の方に何か励ましになるような会にしたいとのことです。
良かったらお出かけ下さい。

日時   2月11日(月)  建国記念日
場所   心応寺 弁天閣  飯能市原町277 042-974-1110
開場   1時30分
開演   2時

 入場無料

第1部  家族が語る闘病記    小谷野良明
第2部  生きる事 死ぬ事    西蔵ツワン
第3部  追悼ライブ       川久保秀一

| - | 09:35 PM | comments (2) | trackback (0) |
涙が出ました...。
落ち込んでる場合じゃなく、前に進まなくちゃと思わされました。
| HITOSHI | URL | | 2008/02/01 06:56 PM | UY6qcCfs |

明日、伺いたいと思っています。
飯能は2回目です。。。
「恋うた」・・・このご夫婦の為に作られたのでしたよね。
素敵な歌です。思い出すだけで泣けて来てしまいます・・・
明日は、聴けるのでしょうか・・・?
| みーこ | URL | | 2008/02/10 09:47 PM | B6YOnfwI |











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