
バレンタインデーは宮崎へ初上陸。
冬の嵐なのか春の嵐なのか、南風に向かう形でのフライト。
野球チームのキャンプやマンゴーのイメージが強いので、さぞかし暖かいんだろうと思っていたら、東京とあまり変わらない感じであった。
そして市街地ど真ん中、橘通りの会場へ。
ここはあの馬渡松子さんがもっているスタジオで、地域の方に音楽の素晴らしさを伝授している場所でもある。
馬渡さんとはTWO of US時代に一度ライブイベントでご一緒させていただいたのを頼りに、連絡を取ってみたら快く話を聞いて下さり、今回のライブ実現となった。
<セットリスト>
1.幸せのしっぽ
2.わかっちゃいないんだ
3.Rain Flower
4.胸いっぱいの夏
5.Evenfall
6.ひとつずつ
7.M-78
8.そして

会場にはラジオリスナーの方や、馬渡さんのお弟子さんもいて、じっくりと、それこそこちらの顔に穴があくのではないか?というくらいに真剣に聞いて下さった。
ステージに立つとついつい「今日は○○人くらいいらっしゃるのかなぁ」などと会場を見渡してしまう。でも自分が誰かのライブに行ったときのことを考えると、お客さんからしたら自分とアーティストとの1対1の関係でしかない。考えてみるとこれはラジオはなおそらそうだ。まずもってリスナーの周りに他の観客は存在していない。
だから今回は改めて、歌詞一つ、音一つ、喋り一つ、より慎重につむいでいかなくてはという気持ちになった。
ご覧いただいた方が楽しんでいただけてたら幸いである。
そして久々に見た馬渡さんのステージ。
コード進行、演奏テクニック等、ご自身でもおっしゃっていたがプログレテイスト満載で、それを一人鍵盤だけで形にしてしまうスゴさ。この圧倒力はスゴい。
ライブ後に馬渡さんから「よく私に歌を習いたいとくる子が、どうしたらプロになれますか?と聞いてくるんですが、川久保さんならどう答えますか?」と聞かれたのだが、その答えの一つは馬渡さんが十二分に持っていらっしゃると思う。
他に旅人さん、Kanaちゃん、小宮山君、大野翔平君と若い世代が歌った。
僕には少し羨ましさを感じる程の強烈なエナジーで、とにかくそれを放出しなくてはいられないという、音楽を始めた頃の原点のようなものがそこにあった。
今回も色々収穫が多い旅となった。また伺おうと思う。
ご来場下さった皆さん、そして馬渡さんはじめ関係者の皆さん、ありがとうございました。