2016,09,02, Friday
高原の音楽会
白馬八方尾根といえば、僕的にはスキー場のメッカだ。これでも20代の頃は「メーターのMy板」を持っていて(今はメーターものは恥ずかしいらしい)、そこそこ滑れたのだ。今は雲の上の存在のようになっている某音楽プロデューーサーとレコーディング明けてそのまま行って、足の動きなどをイッチョマエにアドバイスしたこともある(笑)。 いつの頃からかスキーもすっかりしなくなり、板も多分捨ててしまって久しいが、昨年秋にむさしのFMの番組がきっかけで、晩秋の白馬取材の旅に出かけた。軽いトレッキングで、それこそ空中散歩のような気分を味わいながらの1泊2日だったのだが、その時に「今年オープンした北尾根高原でライブをやりたいんですよ!」と、スタッフの方にご提案いただいたのがきっかけで、今回この白馬八方北尾根高原でのライブ開催に至った。 一番の心配はやはり天気で、朝から低く雲が垂れ込めていたのだが、とりあえず午前は大丈夫だろうと準備を開始。スタッフ手作りのウッドステージに次々機材を載せてセットアップすると、なんとも素敵な風景に。 そして1回目の11時近くになると、ぞろぞろと人が集まってきてくれた。 <1st> さぁ マイルストーン 少年時代 君は生きている M-78 そして 正直自分の曲は、あまり野外には向かないタイプなんじゃないかと思っていたのだが、それは野外の種類にもよるのかなと、認識を新たにできた。リラックスチェアなどでくつろぎながら、ほとんどの皆さんが席を立たずに最後まで聞いてくださったのである。 この場所にいるだけで大変心地良いのだが、それにフィットするBGMができたのかなぁとちょっと思えた。 午後は少し雲行きが怪しくなってしまい、なんとか雨が落ちないよう、心の中にてるてる坊主を吊るしてステージへ。午前同様、時間になるとぞろぞろまた人が集まってくれた。 <2nd> さぁ マイルストーン 夏の終りのハーモニー ふたりのBirthday M-78 そして 友人が言っていたのだが、ヒーリングの世界では、「海は心の澱を吸収し、山は心にエネルギーを注いでくれる」という考え方があるらしい。その通りであるなら、僕は大半は海ばかりなので、溜まった澱を捨てて、また溜まったら捨ててを繰り返しているだけで、エネルギーを注ぐ行為は久しぶりなのかもしれない(笑)。でも確かに終わった後の充実感は、いつものライブハウス等での会場で味わうそれとなんだか違うものだった。友人の言う話は本当なのかもしれないが、それは山がもたらしてくれたものととともに、そこにやって来た人々の気持ちもそうなっているから、余計に相乗効果があるのかもしれない。 今回中心になって動いてくれた八方尾根開発の秋元秀樹さんは、僕と同世代。 彼は、八方の魅力を様々な角度から照らして磨いて掘り起こして地域を盛り上げておられる。 そういった意味では、すごく仕事のできる人であることに間違いはないのだけれど、同世代の方がそうやって先頭に立ってムーブメントを作っていく姿に感激し、刺激も受けた。 秋元さん曰く、秋からの八方も沢山魅力があるとのこと。これは季節問わずではあるが、この北尾根高原から見る日の出は実に素晴らしいらしい。ちょうど僕の歌っていた背中の山側から太陽が昇り始め、向かいの白馬三山が真っ赤に染まっていくそうだ。きっと地球に生かされている自分をより感じることができるに違いない。 白馬八方尾根HP http://www.happo-one.jp/ |
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