
ということで、六本木ヒルズで開催されていた「ウルトラマン大博覧会ROPPONGI天空大作戦」を見て来ました。
これは撮影で使われていた着ぐるみや模型、グッズなどが展示されているイベントで、アトラクションショーなどは一切行われていません。ウルトラマンシリーズを作っていた舞台裏が博物館状態で展示されているということですね。

カネゴンに1万円をくわえさせようとしているえげつない図(^ ^;


ウルトラマンを倒した宇宙恐竜ゼットン(結構デカイ!)
写真撮影が許可されていたのは、入ってすぐのところにずらっと並んでいる怪獣の着ぐるみたち。非常にメジャーな怪獣達が並んでいましたが、意外なほど小さい感じがしました。そりゃそうですよね、実際は人間が入っていたり、人間サイズのウルトラマンと戦うわけですからね(^ ^;

ウルトラセブンのカプセル怪獣(ウインダム、ミクラス、アギラ)とメトロン星人

セブンに登場する宇宙人たち
この先に貴重な資料が沢山ありました。
台本やその前の草稿とか、ウルトラマンのカラータイマーや靴、マスク、怪獣の頭部等々。作り物類を見ると、その制作物の精巧さと完成度の高さに目を見はります。スケッチ取ってる人もいたくらいです。
ウルトラマンシリーズの生みの親、円谷英二さんは特撮の神様と称されていますが、一番最初の「ゴジラ」を作ったのはこの方です。
当時はコンピューターもないですから、ミニチュアやアニメーション合成やら、それこそ当時の最先端の技術者たちが知恵と労力と情熱を注いで制作していた様子がひしひしと伝わって来ました。よっぽど好きじゃないとやれないような、途方も無い作業だったと思われます。でもそれが当時の子ども達に夢や希望を与えていったんでしょうね。展示物の中に宇宙飛行士の若田光一さんのコメントを載せたパネルがあって、「ウルトラマンを見ながら宇宙へのロマンを抱き今につながっている」といったことが書いてありました。
“思いをこめてものを作る”“感動を提供する”、このスピリッツを改めて垣間みた気がしました。そう、それがわかりやすい形でできるのは芸能や芸術といったエンターテイメントの分野なんですよね。
先人達が作り出した素晴らしい文化と感動、それを享受した僕も何かそういったものを残していかないといけませんね。改めて実感しました。
この博覧会は残念ながら昨日が最終日でした。でも今年は映画も作るようですから、きっとまたこういうイベントがあることでしょう。ウルトラマンに興味のない人も、その世界観にきっと感じるものがあると思います。もし機会があったら出かけてみて下さい。