
先週末からの富山・石川・長野・吉祥寺と、全5ステージのライブツアーが無事に終了。
「モーニング・コミュニティー」等、ラジオも現地からやらせていただくというわがままを聞いていただけたおかげもあり、若干心配だった体力的なところも何てことなく、最終の吉祥寺Star Pine's Cafeではガッツリ歌いあげて終わることができた。
諸々ご協力いただいた放送局やイベントプロデュースの皆様に、この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
<8/25(金)共生の里ささ郷(富山県朝日町笹川)>

朝は黒部市のラジオミューというコミュニティー局から「モーニング・コミュニティー」を放送、その後富山市内に移動して富山シティエフエムにゲスト出演したのち、会場の笹川へ。

こちらは昨年初めてライブを行ったところだが、祖母の生家のある川と田園と田舎ならではの佇まいが残る場所。去年ライブをするにあたり、ここをイメージした「ただここにいるだけで」を作って行ったわけだが、「今年はそれをきちんとCDにしたよ!」というご報告を兼ねての再訪。
今年は何と体育館がライブ会場になっていて(去年は古民家の大広間)、えらいスケールアップにびっくりしてしまった。地域の方を中心に沢山の方が来て下さり、中には「DJ日本史聞いてる!」なんて方も。
終演後は懇親会ということで、富山の幸とお酒をいただきながら、早くも次回の計画。「次はお寺でやろう!」とおっしゃるので、翌朝散歩方がた見に行くと、えらく趣のあるお寺。なんでも室町時代から続いていて、住職はちゃんと血がその時代から繋がっている人が継いでいるとか。

ちょうどこの日はお祭りで、家々を回る伝統芸能の獅子舞にも遭遇。

<8/26(土)美川37cafe(石川県白山市)>

二日目はグッと西へ移動、金沢も越えて美川という町へ。
金沢を中心にラジオパーソナリティーとして活躍している“鼻毛の森”君に「一緒にライブできないかなぁ?」とお伺いしたところ、彼の素晴らしい仲間たちが集結してくれて、駅ナカのカフェでの開催。
この日トップバッターの拓朗君は、能登半島の七尾からやってきたとのこと。七尾は2年前に「花はただ花であろうとするだけで」の時にライブで伺った話をすると、えらく盛り上がってしまった。
彼のステージは、大変まっすぐである種の無骨さが少し羨ましく感じるくらいだった。人前で歌い始める時の原点のような。
対して“鼻毛の森”君は、えらく斜めから世の中を見る歌詞が素晴らしく、そこにスポットを当てる姿勢がある種ラジオの深夜放送にも似ている感じがした。音楽というよりはエンターテイメントとして、非常に秀逸なセンスだと思った。

会場にはラジオ七尾やらじお金沢などで「モーニング・コミュニティー」を聞いてくださってる方や、伊藤銀次さんのネットラジオを聞いてくださった方も。改めてラジオの底力を痛感。

<8/27(日)白馬八方尾根(長野県白馬村)>

9時入りのところ、7時半に着いてしまった。しかしもう登山客で駐車場は満パイ。コンビニもパンやおにぎりなどはほぼ壊滅状態というすごい状況。あとで聞いたらスタッフの方はすでに会場入りしていたそうだが、とりあえず足湯につかりながらアルプスを眺めるところから開始。
そして最初の会場、咲花ゲレンデへ。
この日ここではドッグランなど、犬のお祭りが開催されていて、大小、洋邦様々な犬と飼い主がてんやわんやの大騒ぎ。斜面の麓にステージを作って、11時にスタート。

何せ「お犬様が一番!」という空気が溢れている会場なので、足を止めて聞く人はほぼいなかったが(笑)、こういうのもまた野外の楽しみでもある。それでもここにも「モーニング・コミュニティー聞いてます!」という方が新潟からやってきて下さり、感謝感激。
そして怒涛の撤収で、第二会場の北尾根高原へ。

ここは昨年オープンし、ライブも行ったところ。
ゲレンデ斜面のてっぺんに位置する標高1200mの平地なので、眺望の素晴らしさと言ったらこの上ない。リフトで上がってきて、ハンモックや椅子でくつろいでいる人、きのこピザを堪能している人、登山の途中で休憩している人など様々。


ファミリーで来ていた三姉妹が、曲に合わせて振付を始めるなど、実に和やかな雰囲気で、アンコールまでいただいてのステージ。
また去年のライブを偶然見て、今年はわざわざ問い合わせて見に来てくれたという方や、たまたま遊びに来たら「ラジオの人の声がする!!!」と、足を止めてくれた方など。
音楽が出会いを連れてきてくれる、そんなステキを実感できるライブになった。
ちなみに夜は、焼酎そば割などをいただいたら、なんと9時半に就寝してしまった(^^;
ちなみに9月後半には、標高の高い所では紅葉が始まるとのこと。


<8月28(月)Star Pine's Cafe(東京都武蔵野市吉祥寺)>

最終日の吉祥寺。
今年Star Pine's Cafeは20周年とのこと。こけら落としではなかったが、ほぼそのタイミングで出演させていただいたことがある。
今夏はその20周年を記念して、ゆかりのあるアーティストを続々ブッキングしてのライブ月間を組んでいるとのことで、その一人に選んでいただいてのライブ。
出演者の石川よしひろさんは、ドラムの田中徹さんとパーカッションの前田卓次さんが共通なので、紹介してもらって5月にラジオに出ていただいた。その時も大変盛り上がったのだが、そうなると何かしたくなるのが性分なので、一緒に白いTシャツにブルージーンズを履いて、吉田栄作さんさながら「心の旅」を歌おうということに。

というのも、僕が初めて見た石川さんは、ボウリング場のレーザージュークのPVで、白いTシャツにジーズンで入っている姿が印象的で、「吉田栄作か石川よしひろか」みたいな感じだったのである。
その悪ふざけに石川さんは面白がって乗ってくれたのだが、そこは天然体質の石川アニキ、色々段取りがぐちゃぐちゃになって、とりあえず白いTシャツだけ慌てて着替えて再登場。上にダンガリーシャツを羽織っていて、「なんでこれ羽織ったんですか?」と聞くと、「当時のグッズなんだよ。俺もう持ってなくてさ、わざわざ借りてきたんだよ~。」と、何だかよく分からない展開になってしまったが、面白いのでそれで良し(笑)。

アニキは実際に吉田栄作さんに会ったことがあるそうで、腰の高さがアニキの胸ぐらいだったということで、それだけで十分に尊敬の対象になってしまったとか(笑)。

僕のステージは、ギターの永島さんとパーカッションの前田さんも加勢してもらって、怒涛の6曲。ほぼ喋りもなく一気に行った感じだったけど、それでも「川久保とはこんな感じの人間で音楽で」みたいなものが伝わっていたようなので、いいやり方だったのかなぁと自負しているが、どうだろう?


ということでツアーは無事終了。
懸念されていた歯の感染症も暴れることなく、昨日今日と通院すると、「出口が見えてきましたね!」とのことで、そう言った意味でも沢山エネルギーをいただいてきた時間だと思う。
各地でご来場下さった皆さん、ありがとうございました。
次回は9/10(日)、札幌に歌いに行きます♪

■松崎真人×川久保秀一
9/10(日)
会場:Bloco(札幌市中央区南7条西4丁目2-5 LC七番館8階)
開場17時半、開演18時
料金:3,000円+オーダー
予約:21dream@kawakubo.netまたはBloco
お問い合わせ:Bloco(011-213-0995)
■マリコとヒデーズの歌え!課外授業vol.4~阿久悠はかく綴りき~
10/1(日)
会場:吉祥寺曼荼羅
開場18時、開演18時半
料金:前売り・予約3,200円 当日3,700円(別途1dオーダー)
出演:井手麻理子、黒沢秀樹、川久保秀一、南方美智子(Pf)
ゲスト:石田ショーキチ
※前売り・予約は9/1(金)より曼荼羅(http://www.mandala-1.com/)または21dream@kawakubo.net
■ゴルディロックスゾーンの旋律 at GB(バンドワンマンライブ)
11/25(土)
会場:GB(吉祥寺)
時間:開場18時半、開演19時
料金:前売り3,800円、当日4,300(ともに別途1drink)
前売り・予約:10/1(日)よりGBもしくは21dream@kawakubo.net
<演奏>永島広(Gt.)、明石敏子(Keyb. & Cho)、木戸やすひろ(Cho)、堀江いちろう(Bass)、田中徹(Drums)、前田卓次(Perc)