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声は人


あっという間に今年も残り1ヶ月。振り返るにはちょっとまだ早いかもしれないが、今年も色々な方に出会えたり再会したり。
残念ながら距離が遠くなってしまった方もいるが、時間に緩和してもらってまた近くになれることを祈るのがいいのかなぁ。

さて11月は特に一大事な出会いがあったりもした。
中学生の頃に憧れた安全地帯の矢萩さんと武沢さんにお会いできたのは、まさにそれ。
ラジオのゲストで来ていただいたのだけれど、覚えているような覚えていないような時間だった(笑)。


そしてギルバート・オサリバン。
ビルボード・ライブ東京でのライブに急遽行くことにしたのだが、「Alone Again」のイントロを聴いた瞬間に涙が出てしまった。あの曲の持つ郷愁や優しい感じ、切ない感じもさることながら、やはり歌声が圧倒的にハートに突き刺さったことは言うまでもない。


その勢いもあってか、この週はライブウイークにして、とにかくちょっと無理してもライブを見にくことに。

11/23は竹仲絵里さんのライブに。
昼間は一人弾き語り、夜はピアノとドラムのサポートを入れてのアンサンブルということで、普通ならどっちかしか見に行かないところだが、ラジオのゲストに来てくださった時に聞いた彼女の歌声や色々伺ったお話しから何だか両方見たくなって、両方行ってしまった。
自分の直感は大正解で、弾き語りでは彼女の「歌い手としての覚悟」みたいなものがズンズン響いてきたし、サポートが入っての演奏では空間や楽器をつないでいく糸として彼女の声が大きな存在感を放っていた。


11/24は松本英子さんのライブへ。
彼女とは3年前にむさしのFMのイベントライブにご出演いただき共演させていただいたのだが、ちゃんと彼女のライブを見るのはこれが初めて。
ピアノとパーカッションだけというこちらもシンプルな編成だったが、初っ端から彼女の歌は圧巻だった。チャカ・カーンのようなぶっとい声ということではない(笑)。ヒット曲「Squall」を御存知の方ならそれは想像つくと思う。
曲のイントロに入った瞬間に顔つきが変わるのだ。それは多分一流の役者さんが「よーい、スタート!」と言われた瞬間に役に入るのと近いんじゃないかと思う。そして彼女の歌声で物語が綴られていく。また歌っている時の立ち居振る舞いも全くの無駄も、もちろんかっこ悪いところなど何一つない。全てがその曲のために存在しているかのようだった。


11/25は松井五郎さんプロデュースの東日本大震災復興支援CD「風のよせがき」でご一緒した吉田拓矢君のライブに。
マイクもスピーカーもない、素っ裸状態の彼の歌声が会場に響いていたが、その野性味溢れる感じがまた彼らしい。


どんな言葉を使うかでその人がわかるというのは然もありなんだが、僕は声、特に歌声を聴くとその人の本質的な部分が感じられる気がしている。逆に言うと、それが感じられない歌は、どんなに音程やリズムが良くても響いて来ない。「上手」であっても「すごい」ではない。大事なのは発する言葉や声にどれだけ体温があるかということ。ドラマを感じさせられるかということ。そこに感動やつながりが生まれる。

さて今年残り1ヶ月。そんな素晴らしい方々をお手本に、自分も体温のある言葉、声でしっかり仕事をしていかねばね。

| - | 06:10 PM | comments (0) | trackback (0) |
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