
昨夜は作詞家のトークセッションへ出かけた。
今井美樹「瞳がほほえむから」等の岩里祐穂さんが、活動暦35周年を記念した2枚組コンピレーションアルバム「Ms.リリシスト〜岩里祐穂作詞生活35周年Anniversary Album〜」をリリースされ、その流れで開催しているイベントとのことで、今回が2回目だそうだ。
そして今回のトーク相手は松井五郎さん。
お二人は同い年で、同じ時代に作詞家として活動してきたもののこれまで会うことはなく、最近とあるイベントで出会い、今回のイベントに発展したそうだ。
トークセッションは、テーマを決めてそれにフィットしたお互いの作品を出し合い、歌詞をスライドで映して曲を聴き、そこに散りばめられた言葉の数々を作詞家ならではの視点で分析したり賞讃したりといった形。
例えば「応援歌」というテーマでは、岩里さんは今井美樹「Piece Of My Wish」で、松井さんは光GENJI「勇気100%」といった具合。
それぞれの作詞をするための技術も聞くことができたのは、何よりの勉強ではあったが、すごく思ったことは、「お二人の歌詞は字面で見ても美しい」ということ。
歌詞である以上、それはメロディーと歌声とともに聞きてに入ってくるわけだが、視覚だけでも十二分にその世界へ連れて行ってくれるのである。
歌詞は文字数が制限された世界。ともすると100のことを1に凝縮して言葉に託し、受取手の中でそれが100以上になるような、例えは悪いかもしれないけれど、コンソメの塊みたいなものかもしれない。
「ペンは剣よりも強し」という言葉もあるが、お二人のペンは一体いくつ色あって、いくつの次元・世界を持っているのだろうか。
松井さんと一緒に作った曲は13曲。まだまだここに書かれた歌詞の世界を歌えてなどいない。
そんなことを改めて痛感。精進しなくては♪

■お茶の水音楽会 vol.5〜川久保秀一withバラダン・アネックス〜
12/17(土)東京ガーデンパレスホワイトチャペル
(http://www.hotelgp-tokyo.com/map/index.html)
開場:14時 開演:15時
前売り3,500円 当日4,000円
予約&お問い合わせ:http://otohako.co.jp、FAX:03-5715-7072、TEL:03-5715-7071(平日10〜19時、土日・祝日10〜17時)
※70席限定
演奏予定曲:最初から今まで(冬のソナタ)、My memory(冬のソナタ)、会いたい(天国の階段)、そして、Evenfall…他